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2026.03.15

虫歯があるのに歯医者に行けない…理由別の対処法と放置が危険な理由を習志野市の歯科医師が解説

「虫歯があることはわかっている。でも、なかなか歯医者に行けない」——そういう方は、実はとても多くいらっしゃいます。忙しくて時間がない、歯医者が怖い、治療費が心配、痛みが少し落ち着いたのでついつい後回し……理由はさまざまです。

結論からお伝えします。虫歯は自然には治りません。放置すればするほど進行し、治療の回数・費用・痛みが増えていきます。神経まで達すれば激しい痛みが生じ、最悪の場合、歯を抜かなければならなくなることもあります。

ただ、「行けない理由」には、それぞれ対処の仕方があります。この記事では、歯医者に行けない理由別の解決策・今すぐできる応急処置・セルフケア・放置が危険な理由まで、習志野市・奏の杜のアーブル歯科クリニック院長が解説します。「行けない状況」を少しでも前に進めるヒントになれば幸いです。

当院はママと子供の歯医者さん加盟医院です

ママとこどものはいしゃさんのロゴマークは厳しい審査基準をクリアした医院だけがつけている「安心・安全の歯科医院のシンボルマーク」です。

「歯医者に行けない理由」別の対処法

まず、あなたが歯医者に行けていない理由はどれに当てはまるでしょうか。理由によって、取れる対策が変わります。

忙しくて時間が取れない方へ

仕事・育児・介護など、日々の忙しさの中で歯科受診を後回しにしてしまうのは、多くの方が経験することです。ただ、虫歯は時間が経つほど治療の回数も増えます。初期段階であれば1〜2回の受診で済む虫歯が、進行することで5〜10回かかるケースも出てきます。

「忙しいから行けない」が続けば続くほど、結果的に通院に費やす時間が増えるというのは、少し皮肉な話です。

対策として、土日・夜間に対応している歯科医院を探すことをおすすめします。当院でも平日夜間・土日の診療を行っていますので、「平日は仕事で行けない」という方でもご来院いただきやすい環境を整えています。まずは24時間WEB予約で都合のよい枠を確認してみてください。

怖くて行けない方へ

「歯医者は痛い」「ドリルの音が怖い」「以前に辛い思いをした」——歯科恐怖症とまではいかなくても、こうした不安から受診をためらっている方はたくさんいます。怖いという気持ちは決して特別なことではありません。

まずは「治療のための受診」ではなく「現状を確認するだけの受診」と気持ちを切り替えてみてください。「今日は話を聞いてもらうだけでいい」というスタンスで予約を入れるだけでも、大きな一歩になります。

費用が心配な方へ

「治療費がいくらかかるかわからなくて不安」という気持ちはよく理解できます。ただ、虫歯は放置するほど治療費が上がります。初期の虫歯(C1段階)であれば保険診療で数百円〜数千円の負担で済むことが多いのに対し、神経まで達した虫歯(C3)になると根管治療が必要になり、費用は数倍になります。抜歯後にインプラントや入れ歯が必要になれば、さらに大きな費用がかかります。

「早く行くほど費用が安く済む」というのは、歯科治療の鉄則です。費用面の詳細は後述のセクションでご説明します。

なんとなく後回しにしてきた方へ

「少し痛かったけど、最近は落ち着いた」——このパターンは特に注意が必要です。痛みが消えたのは虫歯が治ったからではなく、虫歯が神経まで達して神経が死んでしまった可能性があります。痛みがなくなっても虫歯は進行し続けており、再び激しい症状が出たときにはかなり手遅れの状態になっていることがあります。

「痛みがない=治った」は大きな誤解です。虫歯に気づいた段階で、できるだけ早く受診することをおすすめします。

 

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今すぐできる!歯医者に行けない間の応急処置5つ

これらはあくまでも一時的な対処です。根本的な治療にはなりませんが、受診までの間に活用してください。

①市販の鎮痛薬を服用する

ロキソニンSやイブプロフェン系の鎮痛薬は、歯の痛みにも一定の効果が期待できます。服用する際は用量・用法を守り、空腹時の服用を避けてください。長期間の連用は胃腸への負担になる場合がありますので、あくまでも受診前の短期的な使用にとどめてください。

なお、虫歯が神経まで進行している場合は、市販薬では痛みが十分に緩和されないことがあります。強い痛みが続く場合は早急に受診してください。

②患部を冷やす

ズキズキとした強い痛みがある場合は、氷や保冷剤をタオルに包んで頬の外側から優しく当てると、神経周囲の血流が抑えられ痛みが和らぐことがあります。直接患部に氷を当てると逆効果になる場合がありますので注意してください。また、入浴・飲酒・激しい運動は血流を促進させ痛みを強くしますので、痛みのある日は避けましょう。

③正露丸を患部に詰める

下痢・腹痛の薬として知られる正露丸ですが、主成分の木クレオソートには歯の鎮痛・消毒作用があり、虫歯の応急処置として活用できます。穴が空いている虫歯に小さくちぎって詰めることで、一時的に痛みを和らげることが期待できます。治療効果はありませんので、症状が落ち着いたら必ず受診してください。

④口腔内を清潔に保つ

痛みがあるからといって歯磨きをやめてしまうと、細菌の繁殖が進み痛みが悪化する可能性があります。痛みがある部位は刺激しすぎず、やわらかめの歯ブラシでていねいに磨きましょう。デンタルフロスや殺菌作用のあるうがい薬を使うと、より効果的に口腔内を清潔に保てます。

⑤痛みを悪化させる行動を避ける

入浴・サウナ・激しい運動・飲酒・喫煙は、いずれも血行を促進させ歯の痛みを悪化させる可能性があります。極端に冷たいもの・熱いもの・辛いものの摂取も避けてください。痛みがある時間帯は、できるだけ安静にすることが大切です。

 

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行けない間に虫歯の進行を遅らせる3つのセルフケア

応急処置と並行して、以下のセルフケアを取り入れることで、受診までの間に虫歯がさらに進行するリスクを少し抑えることが期待できます。ただし、これらは虫歯を「治す」ものではなく「進行を遅らせる」ものです。

①フッ素入り歯磨き粉を使う

フッ素には歯のエナメル質を強化し、初期の脱灰(歯が溶け始めた状態)の再石灰化を助ける効果が期待できます。市販のフッ素入り歯磨き粉(フッ素濃度1,450ppm)を使用し、歯磨き後はしっかりゆすぎすぎずに(少量の水で1回程度)フッ素を口腔内に残す使い方が効果的です。

②キシリトール入りガムを活用する

キシリトールは虫歯菌(ミュータンス菌)が酸を産生するのを抑え、再石灰化を促す働きがあるとされています。食後にキシリトール配合のガムを15〜20分程度噛むことで、唾液の分泌を促しながら口腔内の環境を整える効果が期待できます。砂糖を含むガムや飴には逆効果になりますので、成分表示を確認してください。

③「だらだら食べ・飲み」をやめる

虫歯の進行を速める最大の要因のひとつは、口腔内が酸性の状態に長くさらされることです。ジュース・スポーツドリンク・甘い飲み物をだらだら飲む習慣、お菓子を少しずつちびちびと食べる習慣は、虫歯菌が酸を出し続ける環境を作ります。食事やおやつは時間を決めてまとめて食べ、その後は水やお茶でロをゆすぐ習慣をつけましょう。

 

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「もう少しだけ…」が危険な理由|放置するとどうなるか

虫歯はC0〜C4の5段階で進行する

虫歯の進行度はC0〜C4の5段階で評価されます。C0はエナメル質表面の初期変化で、まだ痛みはありません。C1はエナメル質に穴が空いた状態で、痛みはほぼなく治療も比較的軽度です。C2は象牙質まで達した段階で、冷たいものや甘いものがしみるようになります。C3は神経(歯髄)まで達した状態で、何もしなくてもズキズキとした強い痛みが生じます。C4は歯の大部分が崩壊し根だけが残った末期状態です。

「少し痛い」と感じ始めるのはおおよそC2の段階です。痛みを感じてから受診を先延ばしにするほど、C3・C4へ進行するリスクが高まります。

痛みが消えたのは「治った」サインではない

C3まで虫歯が進行して神経が壊死すると、一時的に痛みが消えることがあります。これを「治った」と勘違いして放置するケースが非常に多いのですが、虫歯の進行は止まっておらず、歯根に膿が溜まる「根尖性歯周炎」へと発展するリスクがあります。再び腫れと激痛が生じ、その段階では抜歯が避けられないことも出てきます。

放置が全身の健康にも影響を及ぼすことがある

虫歯・歯周病による慢性的な口腔内の細菌感染は、全身への影響も懸念されています。口腔内の炎症が長期化することで、糖尿病・心疾患・誤嚥性肺炎などとの関連が指摘されています。歯の健康は、全身の健康と切り離して考えられるものではありません。

痛みに波がある・急に痛くなったのはなぜ?

「ときどき痛む」「夜になると急に痛くなる」という状態が続いている方も、早めの受診をおすすめします。

夜間に歯の痛みが強くなる理由のひとつは、横になることで頭部への血流量が増え、神経への刺激が増すためです。副交感神経が優位になる就寝時には神経の感受性も高まります。また、疲労・寝不足・体調不良で免疫力が低下すると、虫歯菌に対する抵抗力が弱まり、炎症が強くなって痛みが増すことがあります。

「昼間は大丈夫だけど夜だけ痛い」という状態は、すでに虫歯がかなり進行しているサインである可能性があります。痛みの波があるからといって「まだ大丈夫」とは判断せず、できるだけ早めに受診してください。

 

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怖くて行けない方へ|当院の「痛みへの配慮」について

歯医者への恐怖心や苦手意識をお持ちの方に、当院が心がけていることをお伝えします。

まず、治療を急がないことです。初診では「お口の現状を一緒に確認する」ことを目的にしており、その日にいきなり削ったり抜いたりするようなことはしません。「今日は相談だけ」というスタンスで来ていただいて構いません。

次に、処置の前に必ず説明することです。「何をするか」「どのくらいかかるか」「どんな感覚があるか」を事前にお伝えし、患者さんが納得したうえで進めます。途中で痛みや不安を感じたら手を挙げていただければ、すぐに止めます。

麻酔については、注射前に表面麻酔を使用し、麻酔液は体温に近い温度にしてゆっくり注入することで、注射時の痛みをできる限り抑える工夫をしています。

「以前に嫌な思いをした」「歯医者が怖い」という方こそ、ぜひ一度ご相談ください。

費用が心配な方へ|保険適用と費用の目安

虫歯治療は基本的に保険診療の対象です。自己負担額(3割負担)の目安は以下の通りです(治療内容・使用材料・歯の本数・クリニックにより異なります)。

初診料・検査は約1,500〜3,000円程度が目安です。C1・C2段階での虫歯治療(レジン充填)は1本あたり約1,500〜3,000円程度です。神経の治療(根管治療)が必要なC3段階になると、数回の通院が必要になり合計で1本あたり5,000〜15,000円程度になることがあります。

「費用が心配だから行けない」という方ほど、早期に受診することで治療費を抑えられます。ご不安な点は初診時にお気軽にご相談ください。

なお、当院が提供するロイテリ菌サプリメント・バイオジェニックペースト・ポイックウォーターは、虫歯予防を目的とした自費のオプションとなります。

習志野市・奏の杜の患者さんへ|当院の予防アプローチ

虫歯治療は「なってから治す」よりも「そもそも虫歯菌が増えにくい口腔環境を作る」ことが根本的な解決につながります。当院では、通常の治療・定期検診に加えて以下の3つのアプローチを取り入れています。

①ミュータンス菌を約80%抑制「ロイテリ菌バクテリアセラピー」

ロイテリ菌はヒトの母乳・口腔由来の天然乳酸菌で、継続摂取によりミュータンス菌(虫歯の原因菌)の増殖を抑制することが確認されています(BioGaia社研究報告より)。「虫歯になりやすい」「繰り返し虫歯ができる」という方に特におすすめのアプローチです。

費用の目安:30日分 ¥2,700〜(製品により異なります・自費)

 

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②善玉菌で口腔環境を整える「バイオジェニックペーストα」

天然由来成分100%・化学薬品不使用の歯磨きペーストです。プロバイオティクス由来成分(BRMS)を配合し、善玉菌が育ちやすい口腔内環境をサポートします。「殺菌」ではなく「菌のバランスを整える」という新しい発想のデイリーケアとして、虫歯になりやすい方にご提案しています。

費用の目安:約1ヶ月分 55g ¥1,980(税込・自費)

 

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③薬品不使用の除菌水「ポイックウォーター」

塩と水を電気分解して作られた次亜塩素酸含有の洗口液です。薬品を一切使わず、口腔内の細菌を効果的に除菌することが期待できます。当院は2014年の開業当初からポイックウォーターを導入しており、歯科治療水の水質検査を実施した「歯科治療水安全施設」として認定されています。

 

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よくある質問(FAQ)

Q. 虫歯の痛みが自然に消えました。もう治療しなくてもいいですか?

痛みが消えたからといって虫歯が治ったわけではありません。虫歯が神経(歯髄)まで達すると、神経が壊死することで一時的に痛みを感じなくなることがあります。この状態を放置すると、歯根に膿が溜まり、再び腫れや激痛が起こる「根尖性歯周炎」に発展するリスクがあります。痛みがなくなった段階でも、早めに受診することをおすすめします。

Q. 虫歯があるかどうかわからないのですが、受診してもいいですか?

もちろんです。虫歯は初期段階では痛みがなく、自覚症状がないまま進行することがほとんどです。「なんとなく気になる」「しばらく歯科に行っていない」という方こそ、定期検診として受診してください。早期発見であれば、削る量も費用も最小限で済む可能性があります。

Q. 久しぶりの受診で、虫歯がたくさんあったらどうしよう…と不安です。

何年ぶりであっても、受診を歓迎しています。虫歯がいくつあっても、今の状態から適切な処置を行うことが、これ以上悪化させないための第一歩です。当院では、現状をわかりやすくご説明したうえで、優先順位をつけながら無理のないペースで治療計画を立てていきますのでご安心ください。

Q. 歯が痛くて我慢できない場合、当日でも診てもらえますか?

急患対応については、診療状況によりますので、まずはお電話でご確認ください。痛みが強い場合や腫れがある場合は、できるだけ早めにご連絡いただくことをおすすめします。

Q. 治療が怖いので、削らない治療はありますか?

虫歯の進行度によりますが、C0(初期変化)の段階であれば、適切なフッ素ケアと生活習慣の改善によって削らずに経過観察できる場合があります。C1以降は基本的に削る処置が必要になりますが、できる限り削る量を最小限に抑える「MI(ミニマルインターベンション)」の考え方を取り入れた治療を心がけています。詳しくは診察時にご相談ください。

まとめ|虫歯を「行けない理由」で放置しないために

虫歯があるのに歯医者に行けない理由は、忙しさ・恐怖心・費用の不安・後回しの習慣——どれも、それぞれの状況を理解できるものです。しかし、虫歯は時間が経つほど進行し、治療の負担が増えていきます。

「行けない間にできること」はあります。応急処置・セルフケア・生活習慣の見直し——これらを続けながら、できるだけ早く受診のタイミングを作ることを考えてみてください。

習志野市・奏の杜のアーブル歯科クリニックでは、「久しぶりで怖い」「費用が心配」「忙しくてなかなか来られない」という方のご事情を丁寧にお聞きしながら、無理のない形で治療・予防をサポートします。24時間WEB予約も承っていますので、まずはお気軽にご予約ください。

著者情報
    • アーブル歯科クリニック 院長 田中 雄一
    • 略歴
    • 2007年日本大学松戸歯学部卒業
    • 2007年日本大学松戸歯学部附属病院 臨床研修医
    • 2008年~2014年一般開業医勤務
    • 2014年アーブル歯科クリニック開院
    • 所属団体
    • 日本大学松戸歯学部有床義歯補綴学講座 非常勤
    • 日本口腔インプラント学会
    • 日本顎咬合学会
    • 日本臨床歯周病学会
    • AICインプラント専門医
    • BPSデンチャークリニカル 認定医
    • スウェーデン歯科学会
    • 口腔感染症予防外来認定医
    • POIC研究会 ホームケアアドバイザー認定
    • 私立アスクかなでのもり第二保育園 嘱託医
    • ブレーメン津田沼保育園 嘱託医
    • リトルガーデンインターナショナルスクール新習志野校 嘱託医
    • クニナ奏の杜保育園 嘱託医
    • 習志野市立谷津小学校 学校歯科医
    • 矯正医
    • 田中 慶子
    • 所属団体
    • 日本矯正歯科学会 認定医
    • インビザライン 認定医

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