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2025.07.03

歯ぎしりが歯を壊していく・・・

歯ぎしりをしている人は意外と多い?

 

 

歯ぎしりという言葉は知っていると思いますが、自分には関係ないと思っている人も多いですよね。

なぜなら、自覚症状がなく歯ぎしりしている人がほとんどだからなのです。音がしない歯ぎしりをしている若い方がいるか分かりにくく、歯が削れていくまで気付かないことが多いです。



ただ音の鳴る歯ぎしりや、音が鳴ったとしても隣で寝ていても気付かないくらい小さな音の場合もあります。



実際に患者さんの歯を診ると、歯が削れた痕があり、「歯ぎしりをしていませんか?」と聞いてみると、「後で家族に確認してみます」と答えが返ってくることも多いのです。



歯ぎしりや食いしばりの専門用語で「ブラキシズム」と呼びます。ブラキシズムには、大きく3種類あります。

  • グラインディング … 寝ている間に歯をすり合わせる
  • クレンチング … 起きている間に歯を食いしばる
  • タッピング … 歯をカチカチ鳴らす

 

これらが起こると、歯に大きな負担がかかります

この中でも、クレンチングが一番歯にダメージを与え、しかも音が鳴らないので気付きにくいのです。力仕事をする時に、強く噛みしめるのと同じ事が寝ている時に起こっています。

歯ぎしりが及ぼす3つのトラブル

 

  1. ・かぶせ物が欠けたり変形したりして虫歯が再発しやすくなる
  2. ・歯の神経を害したり弱い歯が突然折れてしまう
  3. ・歯茎が壊されて歯周病が進行しやすい

 

 

どんなに丁寧に磨いていても、自分自身の噛む力で歯に負担がかかり

歯の寿命が縮んでしまうことがあります。

 

定期検診にも行って歯も1日3回も磨いているのに・・・

 

生活習慣も悪くないのに、歯が悪くなっていくのは

歯ぎしりが原因かもしれません

歯ぎしりのセルフチェック

 

  • ・歯が削れてきている
  • ・下の歯の内側や上の奥歯の歯ぐきが硬くなる(骨隆起)
  • ・朝起きた時に顎の筋肉が疲れている
  • ・舌の側面に歯型がついていることがある
  • ・頬の内側に噛んだような線がある

ブラキシズムから歯を守るには?

 



ブラキシズムを放置すると、歯に亀裂や接触亀合い、エナメル質が削れて、その下にある象牙質がむき出しになり、虫歯や知覚過敏の原因となることもあります。

 



しかし、ブラキシズムには症状が出る人や出ない人がいます。

 

 

最悪の場合、歯が折れることもあります。

ブラキシズムは無意識で起こるため、まずはその制御が効果的です。

 

予防としては、歯科用マウスピースがあります。

当院では、ナイトガードと呼んでいます

ナイトガードを使うことで歯ぎしりによる圧力を分散でき、負担を軽減できます。

ナイトガードは保険適応のマウスピースで

費用は3000程度です

歯ぎしりしている自覚がある人は

今、症状がなくてもこれから歯に負担がかかりダメージを起こす場合もあります

健口を維持するためにも、ナイトガードを作成することをお勧めしています

まずは、歯科医院で相談するとよいでしょう。

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