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2017.12.04

『予防健康歯科』という新しい発想の歯科医院

アーブル歯科クリニックは

『予防健康歯科』

という新しい発想の歯科医院です

 

 

日本では、予防歯科という言葉を最近CMで耳にすることが多くなりました

しかし、実際に臨床の現場に携わっているとほとんどがその意味を知らないまま過ごしている方が殆どです。

まず『予防歯科』という考えは、虫歯や歯周病になってからの治療ではなく、なる前の歯を予防しましょうということ。歯が悪くなってからの治療ではなく、ならないように歯科医院で定期検診を受ける「プロケア(プロフェッショナルケア)」と、歯科衛生士さんにお口の状態に合わせたブラッシング指導を受け、毎日の「セルフケア」の両方で、「予防歯科」を実践してもらうことです。

 

 

 

毎日のように大手企業が、虫歯予防しよう!歯周病予防しよう!とCMで流れています

がほとんどの人に予防歯科という考えが浸透していないことがアンケート調査した結果でわかりました

 

 

歯科医院を選ぶポイントは?という3000人にアンケート調査した結果では

 

 

歯科医院に通いたいと思うのは、どのような時ですかという質問に対して

  • 歯が痛くなったり、歯が抜けたり、すぐに治す必要性がある時が80%
  • 詰め物が取れたり、歯茎から血が出たり、虫歯とは違う歯のトラブルが66%
  • 虫歯や歯周病の「予防」をしたいと思った時が23%
  • 口臭や歯の汚れなどが気になった時が21%

 

複数回答する項目になっていますが、ほとんどの人が歯が悪くなってから歯科医院を受診するというのが現状です

 

 

歯が悪くなってから歯科医院を受診するという人生を送った結果

自分の歯の未来はどうなっているのでしょうか

 

答えは、75歳で歯の残っている本数は13.32本(28本中)

 

自分の歯が半分無くなってしまいました

半分も無くなっちゃうの?

想像してみてください

自分の歯は一生に1本しか生えてこない自分の体の一部です

その自分の体の一部がなくなってしまうにもかかわらず

悪くなってから歯科医院に受診するということが

日本の歯科医療では起こっています

日本人の歯を失う原因の第1位は

顎の骨が溶ける歯周病

歯周病菌は唾液感染するってご存知でしたか?

顎の骨が溶けやすいP.g菌という歯周病菌の夫婦間の感染率は

30〜70%と言われています

今まで歯周病ではなかったのに相手から歯周病菌が唾液感染し、自分も歯周病になってしまうことがあります。そして夫婦で感染し、子供に重度歯周病菌を唾液感染させてしまうという家族感染が起こっているのが現状です。

P.g菌とは?

ポルフィロモナス・ジンジバリス

歯周病原因菌であるジンジバリス菌(Pg菌)とは

ポルフィロモナス・ジンジバリスの略で

レッドコンプレックス(歯周病を重症化させる3菌種)の1種です

歯周病を悪化させる歯周病菌には以下の細菌が存在します

  • Porphyromonas gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス)
  • Treponema denticola(トレポネーマ・デンティコラ)
  • Tannerella forsythensis(タネレラ・フォーサイセンシス)

それぞれP.g菌T.d菌T.f菌と略されることが多いです。

P.g菌は、慢性歯周炎の原因菌

慢性歯周炎患者さんの歯周ポケットから、高頻度で検出されます。

付着する能力が非常に強く、バイオフィルム(歯の表面のネバネバ)の形成する。

また、P.g菌の内毒素は、骨を溶かす作用があるだけではなく、口腔内で悪臭を放ちます。

歯周病の悪臭は、このP.g菌の内毒素が関与しています

  • 慢性歯周炎の原因菌
  • 強力な付着力
  • 内毒素は悪臭を放つ(口臭の原因)

妊娠中の方の血管から歯周病菌は胎盤を通過します

妊娠中の方は歯周病ケアをしっかりおこないましょう!

なぜかというと・・・

歯茎の中に入り込んだ歯周病菌は

歯茎の毛細血管に流れ全身に広がります

歯周病菌が歯肉の血管内に入って、血流とともに全身を巡り羊水内に入り込み、胎児の成長に影響を与えたり、子宮の異常収縮を促すと言われています

妊娠時には、胎盤でエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが多量に分泌され、そのエストロゲンが口の内に移ってくると、それを好む歯周病菌が増えてしまいます

P.ジンジバリスと呼ばれる歯周病菌が歯茎の毛細血管に入り込み全身に流れ子宮に移って、免疫細胞が過剰反応を起こすと、それが影響して早産や未熟児の原因になると言われています

P.ジンジバリスという歯周病菌は親しいパートナーから唾液感染し夫婦間での感染率は30〜75%と言われています

かなり高い確率です

 

歯を失うとこのようなサイクルで

人間の歯はなくなっていきます

 

 

歯の寿命が短くなっただけでなく

体の健康寿命も短くなるという負のスパイラルが起こり始めます

 

 

 

 

世界と日本の残存歯数の違い

 

世界一虫歯予防しているスウェーデンは定期健診受診率90%

80歳で歯が残っている本数は平均で20本(28本中)

 

日本の定期健診受診率は2%

80歳で歯が残っている本数は平均で8本(28本中)

ほとんど歯が残っていません

 

 

まさしくこのような状態が起こっているとっても過言ではありません

 

 

 

その状態を改善することが

アーブル歯科クリニックの役目だと考えています

そのために当医院では予防歯科という概念を継続しながら

『予防健康歯科』という発想で診療しています

『予防歯科』という考えは、虫歯や歯周病になってからの治療ではなく、なる前の歯を予防しましょうということ、とお話ししましたが

『予防健康歯科』という考えは、さらに1歩進んで、

歯科医院でプロフェッショナルケアをご自身でのセルフケアをおこなうことはもちろんですが、お口の中の細菌感染を殺菌し、口腔内環境を整えて歯の健康寿命を伸ばそうという考え方です

 

 

予防健康歯科予防歯科+口腔内細菌の殺菌治療

 

この予防健康歯科という新しい考え方は

理論的にはお口の中の悪い細菌を殺菌するわけですから

虫歯にも歯周病にもならないはずです

 

つまり・・・

歯を削ったりする治療費が一切かからないということ

費用がかかるのは、歯をクリーニングするだけの費用のみで

通院回数は数ヶ月に1回のみ!!!

 

もしこの予防健康歯科をご自身で取り入れることができたら

人によると思いますが、美容院で髪を整える方がよっぽと年間で回数もかかるし費用もかかります

 

それくらい歯が健康ということは費用がかからないんです

 

そんな人生が送れたら幸せですよね

 

 

それがアーブル歯科クリニックの考える

『予防健康歯科』という考え方です

 

 

 

もう虫歯と歯周病は防げる時代です

アーブル歯科クリニックは

ご家族みんなの歯の健康をサポートします

皆で健康な歯を目指すぞ〜!

 

提携しているお医者さん

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