プレオルソに慣れるまでの期間は?
プレオルソは、お子さまの歯並びや噛み合わせを改善するためのマウスピース型矯正装置です。主に5歳から10歳頃までのお子さまを対象としており、永久歯に生え変わる前の時期に使用することで効果を発揮します。
やわらかいシリコン素材で作られているため、お子さまの口の中でも違和感が少なく、取り外しも簡単にできるのが特徴です。
プレオルソの治療期間はどれくらいなのか。治療に慣れるまでの期間はどれほどなのか?お母さんお父さんからよく質問をいただきます。
当院アーブル歯科クリニックでは、お子さまの歯並びの状態に合わせて、カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)、透明なブラケットを使用したワイヤー矯正、拡大床装置、プレオルソなど、様々な矯正治療オプションをご提供しています。
今回は、プレオルソに慣れるまでの期間と効果的な使い方について詳しくご説明します。お子さまの歯並びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
- プレオルソに慣れるまでの期間はどのくらい?
- プレオルソの基本的な使い方
- プレオルソに早く慣れる方法
- プレオルソ使用時の注意点とよくある質問
- プレオルソのメリットとデメリット
- アーブル歯科クリニックでのプレオルソ治療について
- まとめ:プレオルソに慣れるまでの期間とは
プレオルソに慣れるまでの期間はどのくらい?
「プレオルソを始めたけれど、子どもがなかなか慣れない」「夜寝ている間に外れてしまう」といったご相談をよくいただきます。
プレオルソに慣れるまでの期間は、お子さまによって個人差があります。すぐに慣れるお子さまもいれば、1週間から1ヶ月程度かかるお子さまもいます。中には半年ほど時間がかかるケースもあります。
特に口呼吸や舌の突き出しの癖がある場合は、装置が外れやすくなることがあります。しかし、「毎日装着して寝る」という習慣を続けることで、少しずつ変化が現れてきます。
当院では、プレオルソに慣れるまでの期間を以下のように考えています。
- 日中の装着:1週間〜1ヶ月程度で慣れることが多い
- 就寝時の装着:1ヶ月〜3ヶ月程度で安定することが多い
- 口周りの筋肉の変化:3ヶ月〜6ヶ月程度で感じられることが多い
お子さまが最初は嫌がったり、違和感を訴えたりすることもありますが、根気強く続けることが大切です。保護者の方のサポートが非常に重要になります。
どうですか?お子さまの様子はいかがでしょうか?
プレオルソの基本的な使い方
プレオルソの効果を最大限に引き出すためには、正しい使い方を理解することが重要です。基本的な使い方を日中と就寝時に分けてご説明します。
日中の使い方
日中は1〜2時間程度の装着が推奨されています。学校や幼稚園・保育園に持っていく必要はなく、ご家庭で過ごす時間に装着するとよいでしょう。
装着する際は、プレオルソをお口の中に入れて軽く噛むようにします。基本的には口を閉じて使用しますが、装着したまま会話をしても問題ありません。むしろ、会話をすることで口周りの筋肉のトレーニングになります。
日中の装着時間は短いですが、この時間を有効に活用することが大切です。単に装着しているだけでなく、口周りの筋肉を意識的に使うトレーニングを行うと効果的です。
就寝時の使い方
就寝時は一晩中装着することが理想的です。装着前には必ず歯磨きをして、口腔内を清潔な状態にしてからプレオルソを使用してください。
寝ている間に装置が外れてしまうと効果が十分に得られません。最初のうちは外れてしまうことも多いですが、慣れてくると外れにくくなります。
就寝中に外れてしまう場合は、日中の装着時間を増やして口周りの筋肉を鍛えることで改善することがあります。
どうしても外れてしまう場合は、お口にテープを貼る方法もありますが、当院では無理にテープを使用することはお勧めしていません。お子さまの状態に合わせて、半年程度は我慢強く見守りましょう。
プレオルソに早く慣れる方法
プレオルソの効果を最大限に高めるためには、いくつかのポイントを意識することが重要です。ここでは、効果を高めるための具体的な方法をご紹介します。
装着時間をしっかり確保する
プレオルソは、毎日就寝中と日中1〜2時間の装着が必要です。この装着時間を守ることが、効果を得るための最も重要なポイントです。
装着時間が不足すると口周りの筋肉を十分に鍛えることができず、治療効果が得られにくくなります。お子さまが外したり、就寝中に外れたりすることもありますので、保護者の方のサポートが重要になります。
特に最初の3ヶ月間は、装着習慣を確立するための重要な時期です。この期間に根気強く続けることで、お子さま自身も徐々に慣れていきます。
鼻呼吸を意識する
前歯を舌で押す癖がある場合は口呼吸になりやすく、歯並びが乱れる原因になります。プレオルソを装着した際は、鼻呼吸を意識することが大切です。
鼻呼吸を意識することで、舌を正しい位置に置けるようになり、歯並びが乱れるのを防ぐことができます。日常生活でも、意識的に鼻呼吸を心がけるようにしましょう。
口呼吸から鼻呼吸への切り替えは簡単ではありませんが、プレオルソを使用することで徐々に改善していきます。
トレーニングを積極的に行う
プレオルソの装着中に会話や口周りのトレーニングを行うことで、より効果的に口周りの筋肉を鍛えることができます。
口周りの筋肉を鍛えるトレーニングとして、「あいうべ体操」が効果的です。大きく口を開けて「あ・い・う・え・お」と発音する簡単な体操ですが、口周りの筋肉をバランスよく使うことができます。
また、プレオルソを装着したまま、絵本の音読や会話をすることも良いトレーニングになります。
装着位置が正しいか確認する
プレオルソが正しい位置に装着されているかを確認することも大切です。装置と歯の間に隙間があると効果が下がることがあります。
装置が歯列にフィットするよう正しく装着できているか、特に就寝前には確認するようにしましょう。
お子さまが自分で装着する場合は、最初のうちは保護者の方が確認してあげるとよいでしょう。
プレオルソ使用時の注意点とよくある質問
プレオルソを使用する際に、よくある質問や注意点についてご説明します。
寝ている間に外れる場合
就寝中にプレオルソが外れてしまうケースは特に初期によく見られます。寝相や装置のフィット感が原因であることが多いです。
外れてしまう場合の対策としては、以下のようなものがあります。
- 日中の装着時間を増やして口周りの筋肉を鍛える
- 装着前に口周りのトレーニングを行う
- 就寝前にリラックスした状態で装着する
どうしても外れてしまう場合は、歯科医院に相談し、装置の調整を検討することもできます。
痛みや違和感を覚える場合
プレオルソ装着時に軽い違和感や圧迫感を感じることはありますが、強い痛みがある場合は装置が合っていない可能性があります。
痛みがある場合は無理に使用せず、歯科医師に相談して調整を行いましょう。また、装着を始めたばかりの時期は、短時間から徐々に装着時間を延ばしていくことで、違和感に慣れていくこともできます。
当院では、お子さまの状態に合わせて丁寧に調整を行っていますので、違和感や痛みがある場合はお気軽にご相談ください。
お子さまが装着を嫌がる場合
プレオルソの装着を嫌がるお子さまもいらっしゃいます。その場合は、装着を無理強いせず、少しずつ慣れていくようにしましょう。
最初は短時間から始め、慣れてきたら徐々に装着時間を延ばすことを目標にします。また、お子さまが好きな絵本を読んだり、お気に入りの動画を見たりしながら装着すると、抵抗感が少なくなることもあります。
当院では、お子さまが楽しく通院できるよう、ボーネルンド社プロデュースの遊び場を設置しています。診療室や通路も「あそび」のデザインを取り入れ、お子さまがリラックスして治療を受けられる環境を整えています。
プレオルソの効果はいつ頃から現れる?
プレオルソの効果が現れる時期は、お子さまの歯並びの状態や使用状況によって個人差があります。一般的には、3〜6ヶ月程度で変化が見られ始めることが多いです。
歯並びや口腔周囲の筋肉のバランスがずれていればいるほど、改善に時間がかかることがあります。プレオルソは1年程度の使用を基本としていますが、1年で改善しない場合は継続して使用するかどうかをご家族と一緒に判断していきます。
当院では、約2ヶ月に1回の定期検診で、お子さまの状態を確認しながら治療を進めています。
プレオルソのメリットとデメリット
プレオルソには様々なメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットもあります。ここでは、プレオルソのメリットとデメリットについて詳しく解説します。
プレオルソのメリット
プレオルソには以下のようなメリットがあります。
- 柔らかく取り外しができるマウスピース式なので、痛みが少ない
- 学校や幼稚園・保育園では装着する必要がない
- 口周りの筋肉のバランスを整え、口呼吸から鼻呼吸への改善が期待できる
- 将来的な歯並びや噛み合わせの改善につながる可能性がある
- 取り外しができるため、食事や歯磨きの際に不便さがない
- 本格矯正と比較して費用が抑えられる
特に、お子さまの成長期に合わせて使用することで、顎の成長を促進し、永久歯が生えるスペースを確保できる点は大きなメリットです。
プレオルソのデメリット
一方で、プレオルソには以下のようなデメリットもあります。
- マウスピースを装着してくれないと効果が得られない
- 細かな歯の移動はできない
- 装着時間が治療の結果を左右する
- 歯並びを完全に整えることは難しい場合がある
- 年齢制限があり、5〜10歳頃までが対象
プレオルソは口腔周囲の筋肉のバランスを改善し、自然に歯列を拡大することを目的としています。そのため、すでに大きく歯列がずれている場合などは、本格矯正が必要になることもあります。
当院では、お子さまの状態に合わせて最適な矯正方法をご提案しています。プレオルソだけでなく、必要に応じてカスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)や透明なブラケットを使用したワイヤー矯正など、様々な選択肢をご用意しています。
アーブル歯科クリニックでのプレオルソ治療について
当院アーブル歯科クリニックでは、お子さまの歯並びの状態に合わせた最適な矯正治療をご提供しています。プレオルソ治療についても、専門の歯科医師による丁寧な診断と治療計画に基づいて行っています。
プレオルソの費用
当院でのプレオルソ治療費用は、装置代込みの年間契約で38,500円(税込)となっています。契約期間中は、1ヶ月に1回の歯並びチェックと虫歯予防(300円)を行います。
1年間で改善しない場合の再契約は33,000円(税込)です。
男の子は青、女の子はピンクの専用ケースをご用意しています。新品は個包装で保管されているため、清潔にお使いいただけます。
プレオルソの交換について
当院では、プレオルソマウスピースの使用期間を約1年と定めています。装置はポリウレタン製の素材でできており、1年間使用していると表面に細かな傷が発生します。
マウスピース洗浄剤を使用して清潔に保っていても、細かな傷に細菌が繁殖しやすくなるため、お子さまの口腔内を清潔に保つ関係上、装置を使用できる状態であったとしても、細菌感染症予防のため約1年で交換とさせていただいております。
また、プレオルソマウスピースの素材は1年使用すると劣化し、装置による効果が正しく得られない可能性があるため、約1年ごとに新しいマウスピースに交換することが推奨されています。
プレオルソの症例
当院では、プレオルソを使用して様々な歯並びの問題を改善してきました。例えば、反対咬合(受け口)、空隙歯列(すきっ歯)、叢生(歯のガタガタ)、捻転(歯の回転)などの症例に対して効果を上げています。
治療期間は約8ヶ月〜1年程度が一般的ですが、歯並びの状態によって個人差があります。
詳しい症例については、当院のウェブサイトでもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ:プレオルソに慣れるまでの期間とは
プレオルソは、お子さまの成長期に合わせて使用することで、口周りの筋肉のバランスを整え、歯並びや噛み合わせの改善を目指す矯正装置です。
プレオルソに慣れるまでの期間は個人差がありますが、多くの場合1週間〜1ヶ月程度で日中の装着に慣れ、1ヶ月〜3ヶ月程度で就寝時の装着も安定してきます。
効果を最大限に高めるためには、装着時間をしっかり確保すること、鼻呼吸を意識すること、トレーニングを積極的に行うこと、装着位置が正しいか確認することが重要です。
当院アーブル歯科クリニックでは、お子さまの歯並びの状態に合わせた最適な矯正治療をご提案しています。プレオルソだけでなく、カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)、透明なブラケットを使用したワイヤー矯正、拡大床装置など、様々な選択肢をご用意しています。
お子さまの歯並びでお悩みの方は、まずは矯正無料相談にお越しください。専門の歯科医師が丁寧に診断し、最適な治療法をご提案いたします。
詳細はこちら:アーブル歯科クリニック
著者情報
- アーブル歯科クリニック 院長 田中 雄一
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略歴
- 2007年日本大学松戸歯学部卒業
- 2007年日本大学松戸歯学部附属病院 臨床研修医
- 2008年~2014年一般開業医勤務
- 2014年アーブル歯科クリニック開院
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所属団体
- 日本大学松戸歯学部有床義歯補綴学講座 非常勤
- 日本口腔インプラント学会
- 日本顎咬合学会
- 日本臨床歯周病学会
- AICインプラント専門医
- BPSデンチャークリニカル 認定医
- スウェーデン歯科学会
- 口腔感染症予防外来認定医
- POIC研究会 ホームケアアドバイザー認定
- 私立アスクかなでのもり第二保育園 嘱託医
- ブレーメン津田沼保育園 嘱託医
- リトルガーデンインターナショナルスクール新習志野校 嘱託医
- クニナ奏の杜保育園 嘱託医
- 習志野市立谷津小学校 学校歯科医
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矯正医
- 田中 慶子
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所属団体
- 日本矯正歯科学会 認定医
- インビザライン 認定医